寝室にテレビがあるが
それを私がつけることは無い。

以前にも書いたが私はテレビを観ない。

でもこの番組だけはどうしても観たかった。
天才同士の夢の共演。

録画したが今日まで観ることは無かった。
テレビだけでなく映画などを観る行為は
かなり気力を要するからだ。

私がテレビをつけ予約画面を探していると

「どうしたの！？珍しいー!!」

と、母がとても驚いていた。

ふと今なら心が受け止められるような
気がしたからだ。

さっそく再生ボタンを押す。

年齢を重ねるごとに歌唱力がさらに重みを増し上がっていく。

やはりこの持って生まれた声は天性だ。

曲を聴いていると私は自然と涙と笑顔が
入り交じっていた。

共演の嬉しさとそれを楽しむ心の余裕が
こちらにも伝わってくる。

あっという間の、でもとても重みのある
いい意味で心が揺さぶられた時間だった。

二人の生き方にも以前から興味があった。

私の好きな人の1人であるタモリさんとも親交があるという点で。

とても個性的で魅力的な3人である。

やはり本物の音楽はいいと思った。

今日、ピアノをまたやりたいな…と
なんとなく考えていた。

この番組を観てさらにその気持ちが
強くなった。

ピアノの先生は私の病気を知っている。

「体調が良い時だけ来てくれればいいよ」

と言ってくれる。

でもいざ始めるとなかなか

「今日は休みます」が言えない。

それがいつしかプレッシャーになっていく。

毎週同じ曜日の同じ時間に通う。

これは私にとってかなりハードルが高い。

それがわかっているから二の足を踏んでいるのだ。

でも私の中で弾きこなしたい曲がある。

来年から始めてみようかな…

生きてく楽しみが1つできた。

その機会を与えてくれた井上陽水さんと
玉置浩二さんに感謝いたします。

いつかあの曲をイメージ通りに
弾ける日が来ますように🌷*ﾟ

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